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クリップスタジオを使いたい!けど値段やプランの違いよく分からない。
デジタルイラストは初心者で、何から始めればよいか分からない。
といったデジタルイラストや漫画を始めたい方向けの記事です。
こんにちは!マサカです。
【マサカの簡単なプロフィール】
現在、仕事はDTPデザインとWEBマーケティングをしています。
デジタルイラスト制作アプリを15年ほど使ってイラストを描いています。
イラスト制作アプリって、絵を描き始めたいけどどれを使えばいいのか
分かりにくいですよね?
ネットで探すと、イラスト制作アプリはいっぱいあります。
また参考書を買おうとジュンク堂のような大型の書店に行けば、
イラスト講座の書籍がとても多く並んでどれを買えばよいか迷ってしまいます。
自分も絵を描き始めたころはイラストは何を使って描けばよいのか?
どうやってイラストを描けば良いのか?方法がわからずにとても悩みました。
そこで同じような悩みを、ブログの記事を読んでいただき解決できればと思います!
今回は、イラスト制作アプリのCLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオ)をご紹介します。
1番売れてるグラフィックスソフト【CLIP STUDIO PAINT】
CLIP STUDIO PAINTには3つのモデルがあります。
では、それぞれの機能とメリット・デメリットを比較していきましょう!
目次
モデル:イラストを描くのに最低限の機能は網羅したDEBUT(デビュー)
最初に紹介するモデルのDEBUTは3つのモデルで、1番安価です。
【ダウンロード方法】
「pixiv(ピクシブ)」のpixivプレミアム会員に登録すると、
CLIP STUDIO PAINT DEBUTを利用できます。
ココがおすすめ
メリットは使用のための条件がpixivへのプレミアム登録のみということです。
つまり1ヶ月/月額550円と、非常に安く手に入りイラストを描くことができます!
プレミアム会員に長く入ることで、月額料金を更に安く使えますね。
デメリットはやはり機能が足りていない点です。
たとえばフルカラー印刷用のデータの書き出しや、漫画制作には向いていないというが本格的に絵を描くにはネックですね。
DEBUTは手軽にイラストが描けるアプリ!仕事用には機能が不足気味
ココがポイント
具体的には、
▶︎カラーモードCMYKは非対応
▶︎漫画は画像全体の書き出しのみ対応
▶︎漫画の複数ページ管理書き出しは不可
などです。
イラストをWEB上に趣味絵でラフ画をアップする時などに問題はありません。
カラーモードCMYKは、主に商業など印刷データを作る場合に使います。イラストの制作自体には問題ありません。
漫画の書き出しでは、DEBUTは書き出しの際に必要な画像サイズの外側にトンボという線が入ってしまいます。
原稿を入稿する際は、必要な原稿の画像サイズが足りていればトンボがあっても問題ないです。
※トンボ…印刷物を作成する際に、仕上りサイズに断裁するための位置を記すマーク。
DEBUTでも線画を鉛筆やペンで描く・ブラシで塗るといった描き味は変わりませんのでご安心ください。
もし出版社に投稿する、同人誌を作る、印刷用のデータを作る場合など
クオリティを上げたい!仕事にしていきたい!と考えた時にはどのモデルがよいか?
その場合はDEBUTよりも、上位の他のモデルを選択するのがよいです。
理由を詳しく書いていきます。
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モデル:イラスト、漫画に必要な機能が使うことができるPRO(プロ)
紹介するモデルのPROは、安価でスタンダードなモデルです。
【ダウンロード方法】
CLIP STUDIO PAINT PROの値段設定
▶︎ダウンロード版(Windows、MacOS)
5,000円(税込)
▶︎サブスクリプション版(1デバイスプラン)
月額480円、年間2,800円
※1デバイスというのはWindows / macOS / iPad / iPhone / Galaxy / Android / Chromebookのいずれか1台のこと。
PRO版はイラスト・漫画を描くのに便利な機能が揃っています。
アプリを使える端末も多いので、自分の作業環境がWindowsなのかMacなのか、
iPadかスマホかPCかなど関係なく使えるのはポイントが高いですね。
PROはiPadでのお絵かきから仕事用イラストまでしっかり使えるモデル
ココがおすすめ
▶︎iPadやスマホなど他のデバイスでも使えます
▶︎複数の作業をこなすオートアクション機能で効率的になる
▶︎色調補正やレイヤー効果の表現が使える
また、DEBUT版では対応していなかったCMYKのカラーモードが扱えるようになりました。
※今まではRGBのカラーモードのみの取り扱い。
つまり、印刷用のフルカラーのデータが書き出せるようになったということです。
※CMYKモードは、印刷業界で入稿するデータとしてよく使われるカラーモードです。
印刷用のデータが扱えると、雑誌や書籍の商業のお仕事や同人誌の入稿などの時に非常に役立ちます!
ブラシや背景の素材や3Dなどを使えるので、塗りの表現の幅が広がります。
少し中級者向け以上になってきますが、最近はIllustratorデータの入出力が
可能になる、Photoshopでカスタムしたブラシをクリップスタジオで使えるようになりました。
他のアプリとの互換性も良くなっていますね!
モデル:漫画の複数ページやアニメーション機能と全ての機能が使える上位版のEX
紹介するモデルのEXは3つのモデルで、1番高価格で機能が充実しています。
【ダウンロード方法】
CLIP STUDIO PAINT EXの値段設定
▶︎ダウンロード版(Windows、MacOS)
23,000円(税込)
▶︎サブスクリプション版(1デバイスプラン)
月額980円、年間7,800円
※1デバイスというのはWindows / macOS / iPad / iPhone / Galaxy / Android / Chromebookのいずれか1台のこと。
上位版のEXでは、漫画制作とアニメーション機能がPRO版よりも強化されています。
また個人でなくチーム・企業でデータを共有するという点でも多くのユーザーを
対象に、趣味から仕事までクリエイターを支援しており、使い勝手が良くなっています。
EXは漫画をたくさん描くなら必須のプロ仕様の最強アプリ
漫画を100Pなど多くのページを取り扱う場合は、EX版の複数ページ管理という
機能がおすすめですね。
マサカ自身はページの一括書き出し機能ができるのが、手軽かつ便利なので使っていました。
たとえば漫画の本文原稿を32Pを一枚一枚選択して書き出しを
する場合です。時間に追われている時ってありますよね?
そんな時に1ページずつ書き出しをしていると時間がかかります。
また焦ってしまうことで保存の方法を間違えると後で痛い目を見てしまいます…。
これも一括書き出しができると、設定を一度行うことで後はかんたんに保存されます!
漫画雑誌で連載する、同人誌でアンソロジーや長編の総集編を描く場合には、
EXを初めに買っておくと後悔がないと思います。
複数ページ管理機能がEXにはあるので、100ページを超えるような作品を
整理したりと、とっても面倒な作業も管理がしやすいですね。
漫画を描く場合は、とても利便性が高いモデルです!
初心者の入り口におすすめのモデルはCLIP STUDIO PAINT PRO
この中でマサカのおすすめは、CLIP STUDIO PAINT PROです。
その理由は大きく3つ
ココがおすすめ
1.安価で初期投資の額が少なくて済む
2.機能はPROのモデルで必要な機能を揃う
3.上位版のEXを使う必要が無い場合がある
デジタルのカラーイラストのみを描く方には、SNSでも見かける意見でクリスタは機能が多く覚えることが多すぎる…と感じるかもしれません。
そのためイラスト・漫画・アニメーションの3つを高機能で使えることが、
メリットでもありデメリットでもあります!
安価という点では、DEBUTがpixivのプレミアム会員になれば良いだけなのですが
機能が物足りない…。
かといってEXを最初に買うのは使うか分からないし値段の面でも悩みますよね…。
そこで
「デジタルイラストを描き始めるなら、どのアプリで始めるのが良いか?」を考えた時に、
まずは手軽なお値段で必要な機能が揃っているPROです
もし使い始めて慣れてきたら、機能に物足りなさを感じることもあると思います。
その時は自己投資や作業効率をこれから上げるためと思って上位版のEXにしましょう!
改めてにはなりますが、漫画を毎月何十ページと描く、同人誌でアンソロジーや
総集編を発行したいとなった時などは複数ページ管理ができるモデルのEX版がよいですね。
マサカ自身の使っているモデルは最初はPRO、次にEX、
そして今はiPad版はPro、PC版はEXを使うようにしています。
カラーイラストや出先ではiPad、漫画や画像サイズの容量が大きいものはPCで描いています。
この記事が参考になったと思ってくれた方は、
クリスタをダウンロードして、一緒に描きましょう!
デジタルイラストを描くのに興味がある方は、
後にコレを入れない後悔はあっても入れて後悔することはありません。
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CLIP STUDIO PAINTの他にもiPadで制作するのにおすすめなアプリをご紹介しています。