本記事は、iPadを使って綺麗にイラストが描くための制作方法と制作アプリをご紹介する記事です。
下に当てはまる方は、読まないと少し損をします。
- 新たなiPadの機種が発表されてiPadに興味を持った
- 前々からiPadのようなタブレットでイラストを描くのに興味があった
- イラストを描きたいと思っているけど、何が必要なのか分からない
マサカは、iPadを10年以上前の初代から使用、イラスト制作アプリを15年以上使ってきました。
今回ご紹介する内容が、iPadや制作アプリ購入の参考になれれば嬉しいです。
イラストや漫画を描いているけどiPadを持っていない方からの疑問の中に
「iPadを使って、イラストや漫画って描けるの?」という声を聞きます。
まず最初に結論で、今はiPadのみでイラストや漫画は描けます!
PCを使わずにiPadのみでもイラストが描ける3つの理由を解説します。
またクリエイティブな作業から、日常使いにもおすすめなiPadの機種を紹介しますよ!
☆イラスト制作のためにiPad購入を検討している方へ☆
iPadを使ってイラスト・漫画を描ける3つの理由とは?
・その①iPad ProやAirの新世代機種が進化している
・その②イラスト・漫画を描くのに特化したアプリの存在
・その③液晶に直接描けて使いやすく進化したApplePencil— マサカ (@masaka_blog) April 27, 2021
目次
iPadを使ってイラスト・漫画を描ける3つの理由とは?
iPadでイラストを描ける理由は、大きく3つあります。
■3つの理由
- iPadの年々の機種の進化
- イラスト漫画制作アプリの充実
- 専用ペンの使いやすさです。
2021年の現在、iPadは2010年の初代から25種類の機種が発売されています。
「でもiPadだとパソコンよりも性能が低いだろうし、イラストがちゃんと描けるかなぁ」
といった疑問がありますよね?
マサカもiPadを買う前にそもそも本体が高額なこともあり、とても心配でした。
ですが実際に購入して自分で使ってみて、ビックカメラなどの店舗で実機を操作してみて心配は解消しました。
理由その①iPad ProやAirの新世代機種が進化したスペック
iPadはPro、Air、miniなど、それぞれの目的に応じたいくつかの種類があります。
特にスペックの高いプロ仕様なiPad Proは、クリエイティブな作業に向きますね。
- 2020年発売の12.9インチiPad Proを例に紹介します。
- 容量は128GB/26GB/512GB/1TB
- 2,732 x 2,048ピクセル解像度、264ppi
- 広色域ディスプレイ(P3)
- Apple Pencil(第2世代)対応
- 「A12Z Bionic」プロセッサーチップを搭載
2021年4月20日に、Appleから発表されたiPad Proの新機種はM1チップを搭載しています。
iPadの本体容量も最大2TBまで販売しており、動画編集や重たい画像の編集、イラスト制作も十分に対応できますね!
新しいiPadProは16GBにも対応しています。機能がもうパソコンですね。
ですが、イラストを描く目的ならメモリは8GBあれば問題なく作業できます。
実際にマサカは2018年モデルiPad Proを使っていて、特別に操作が重いことや不便はイラストを描いていて感じませんでした。
A4サイズ以上の大きなサイズを作っていたら話はちがったかもしれませんが、WEB用の画像制作であればスペックの問題はなさそうです。
今回のiPad ProはM1チップもあり、ApplePencil付きMacBookだなぁという印象です。
Appleによれば、iPad Proはほとんどの「Windows」ノートPCよりも強力で高速というお話です。
そしてイラストを描く上では、ディスプレイの解像度が2700px以上を超す高解像度と、Apple独自の広色域ディスプレイの「DisplayP3」対応可能な点が関係します。
マメ知識:イラストや写真の色表現の幅が広いDisplayP3プロファイル
これからはイラストや写真のカラーに関係する話です。
色の再現・表現で「カラープロファイル」という色の証明書のようなものがあります。
デジタルのイラストを描いている方では、AdobeRGBやsRGBという言葉をどこかで見たことがあるかと思います。
設定にもよりますが開いているファイルの名前の横に書いてある情報が、そのファイルのカラープロファイルの種類です。
そのカラープロファイルを、iPad Proでは独自の「Display P3」 という色の表現幅が広いものが使えます。
このプロファイルは高彩度を表現できます。
「Display P3」は、カラーで代表的なプロファイル「sRGB」が持つ色空間をすべてカバーした上で、sRGBよりも35%大きい色空間を持ちます。
公式には、緑系統の色の再現が良いみたいですね。
大きな色空間を持つ、ということはつまり「DisplayP3」は「sRGB」よりも、多くの色の表現をイラストで扱えるということです!
理由その②イラスト・漫画を描くのに特化したアプリの充実
iPadでイラスト・漫画制作に使えるアプリが2021年現在で、多く登場しています。
リリースされたアプリは、数多くのアップデートで進化を重ねてクリエイターにどんどん使いやすく改良されています!
■iPadでイラストを描く時の代表的なアプリ
「Procreate」「CLIP STUDIO PAINT」「MediBangPaint」「Adobe Fresco」 「Affinity Designer」などです。
イラストから漫画まで描ける、アナログな水彩絵のタッチが得意なもの、無料でPC版やスマホ版もあるアプリなど種類は様々です。
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そのアプリの中から、デジタルイラスト初心者からプロまでおすすめの2つを紹介します!
直感的な使い方と豊富なブラシが便利なイラスト制作アプリ「Procreate(プロクリエイト)」
プロのイラストレーターさんやデザイナーさんがよく使う代表的な制作アプリが「Procreate(プロクリエイト)」です。
■「Procreate(プロクリエイト)」の大きな特徴
- iPadを使った指でのタッチやスライドを使用した操作
- タッチ前提で見やすく作業画面が広いアプリの操作画面
- 水彩からアナログな鉛筆、デザイン性の高い豊富なブラシ
Procreateは、買い切り価格で1,220円とイラスト制作アプリの中では、値段が安いです。
他に無料で使える制作アプリもありますが、操作性と機能の両方を
持ち合わせているという意味でProcreateがおすすめですね。

アプリの使い方も直感的な操作が可能です。
そして水彩からアナログな鉛筆の線までブラシが豊富なので表現の幅が広がります。
iPadやイラスト初心者の方が「まずはお試し」で買うのにおすすめできます。
Procreateは、このイラスト技術向上学校ブログでも多く紹介しています。
他の記事も、ぜひご覧ください!
イラストから漫画制作までできる最強アプリ「CLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)」
PC版でも有名な5,000万人以上のユーザー数を超える、セルシス様のイラスト・マンガ制作アプリ「CLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)」です。
■「CLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)」の大きな特徴
- イラストもマンガ制作、アニメーションも作れる
- PC、iPad、スマホのどのデバイスでもデータ連携、制作対応
- プロの漫画家やアシスタントが実際の原稿作成に使うアプリ
CLIP STUDIO PAINTは、そのアプリ一本でカラーのイラストからモノクロの漫画までを制作できるのが強みです。
デジタルイラストをこれから描き始めたい方は、CLIP STUDIO PAINTを入れておくのがおすすめですね。
クリスタはパソコン版で発売されたものとiPad版のレイアウトがほぼ同じです。
ですのでパソコン版を使っている方は、すんなり作業しやすいと思います。
本格的にデジタルイラストや漫画を描きたい!という方におすすめのアプリですね。
アプリの価格は、EX・PRO・DEBUTの各モデルによって異なります。
- 上位版モデル EX月額 ¥980
- 基本モデル PRO月額 ¥480
■CLIP STUDIO PAINTの購入はこちらからできます。
1番売れてるグラフィックスソフト【CLIP STUDIO PAINT】
CLIP STUDIO PAINTに関しては、このイラスト技術向上学校ブログの記事内でも紹介しています。
詳しい内容はそちらの記事も、ぜひご覧ください!
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クリスタの3つのモデルDEBUT/PRO/EXはどれがおすすめ?
おすすめ クリップスタジオを使いたい!けど値段やプランの違いよく分からない。 デジタルイラストは初心者で、何から始めればよいか分からない。 といったデジタルイラストや漫画を始めたい方向けの記事です。 こんにちは!マサ ...
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理由その③液晶に直接描けて使いやすく進化したApplePencil
iPadをイラストやデザインの作業といった使い方をするうえで、なくてはならないのがApplePencilです。
ApplePencilは第2世代のシリーズで、ワイヤレス対応・本体にマグネットで取り付くことで充電ができる仕様に変わりました。
結果、ペンの取り扱いや管理がとても便利になりました。
今までのシリーズでは本体の横にペンを差して充電していました。
そこから機能が進化して、iPad本体の上に乗せて充電できるようになったのはスタイリッシュですね。
ApplePencil紹介:ApplePencil(第2世代)の価格と仕様
ApplePencilは対応するモデルが限られますので、購入時は種類をまちがえないように注意が必要です。
価格が1万円以上と高いのが難点ではあります。
クリエイティブな作業をしたいなら買わない理由はない!と言えるくらいに便利です。
どうしても指でのタッチだと表現できない、速く作業したい時に
ペンがあると直感的に操作できて非常に便利です。
このペンシルを使えば、たとえばイラスト制作以外でも日常的また事務的な仕事でのメモやアプリの操作にも役立ちます。
価格:ApplePencil(第2世代)15,950円(税込)
■対応するモデル
- iPad Air(第4世代)
- 12.9インチiPad Pro(第3世代と第4世代)
- 11インチiPad Pro(第1世代と第2世代)
マサカがCLIP STUDIO PAINTやProcreateを使う時は、かならずApplePencilを使います。
ペン先の減り具合を気にされる方が、おそらくいらっしゃるかと思います。
フイルムをマットな種類を貼るとペン先のすり減る速度が途端に上がります。
iPadのフイルムを購入する際は、十分ご注意ください。
知り合いの絵を描いている方のお話で、iPadのProcreateというイラスト制作アプリで1週間くらい絵を描いていたらペン先の金属部分が見えるようになってしまいました。
その人はペンを購入してから、早々にペン先を交換していました。
iPad本体がかなり高い投資のようなお買い物です。
iPadの使用感は、家電量販店のAppleのコーナーで実機をぜひ試してみましょう!
【2021年最新版】イラスト制作におすすめなiPadの機種紹介
イラスト・漫画制作から全てのクリエイティブまで可能なiPad Proがおすすめです。
2021年4月20日にAppleのイベントにて新たなiPadの詳細が発表されました。
M1チップにより速度と容量が以前よりパワーアップしたiPad Proだと、
イラストや漫画を描いてる時の不便はほぼ解消したのでは?
と新機種発表を見て思いました。
CLIP STUDIO PAINTとProcreateについては下記の記事にてまとめています。
iPad ProだとAirやminiシリーズではできない快適なイラスト制作が体験できます。